出発が近くなったので急いでホームから近くの線路の脇へ急ぎ、 先に来ていたファンの邪魔にならないよう場所をとった。 そして、周りに響く汽笛を鳴らし出発した。
蒸気機関車は、出発と同時に煙突とシリンダーから蒸気が勢いよくふきだし、ボッボッボとドラフトを 鳴らしながら加速し、柳津駅を去っていった。
五月の風 終。